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松茶庵

此方は一次創作或いは二次創作活動を目的に公開している処です

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頂きもの撫子(お話)



リンクさせて頂いている「迷宮の片隅で」の桐原草様から
このアイコン↑を元に素敵なお話を頂きました。
まさか撫子でお話が読める日がこようとは・・・っ【感涙】
有難う御座います、有難う御座いました。
自身が文章能力さっぱりなので
自分の処のキャラでお話が読めるなんて夢のようですv
とても甘くて幸せなお話
読んでにやにやしっぱなしでした~♪
この感動や喜びって言葉にし尽くせないです♡
何度言っても足りません「有難う御座いました」

一人でにやにや楽しむには勿体ない素敵なお話は
畳んでおりますので宜しければ是非v


*極上のひととき

「せっかくにいさまと一緒のおでかけだったのに、もう終わっちゃいました」
 キミはよく動く瞳をきらきらさせて残念そうにつぶやく。
――ほら、じっとしておいで。まだぬれているじゃないか。キミはすぐ風邪をひくんだからしっかりかわかしておかないとね。
 ボクも残念だよ。明日が来なければいいのに。
 今度はいつ会えるだろうね。キミはすぐに大きくなってボクのことなんか忘れてしまうだろう? 
「にいさまを忘れることなんてありません」
 ちょっぴりすねた口調でキミはにっこり笑う。
――そのキミの口癖も、ちらりとのぞく小さな歯も、笑うたびにふんわり揺れる髪も、みんな大好きだよ。できるならキミを連れて帰ってしまいたいくらいだ。
――もう少しだから動かないで。キミによく似合っているよ、この着物。気に入っているみたいだからダメにしちゃもったいないだろ。
 キミが冷えてしまわないように暖めなくちゃ、ね。
「だってくすぐったいんです」
――そんなとろけそうな顔で笑わないで。せっかく帰ると決心したのに、また延ばしてしまいそうになるから。
「にいさまもぬれてるじゃありませんか。まつげにも雨粒が落ちてて、キレイです」
 タオルをボクの手から奪って一生懸命拭いてくれようとしている。がんばって背伸びして。
 いじわるしてつま先立ちになったら、ほっぺをぷうっとふくらませて上目づかいにこう言うんだ。
「もう、にいさまのいじわる!」
――キミのその声が聞きたくてボクは意地悪してしまうんだよ。
「きゃあ」
 くすぐったそうな声を上げるキミ。
――キミを抱き上げてしまおう。こうすれば届くだろ。
 大丈夫、ふんわりと陽だまりのにおいがボクをくすぐっても、気を取られて落としたりはしないよ。
――ぎゅうっと抱きしめてしまおうか。ほら、キミのほっぺはなんてやわらかいんだろう。
 メレンゲ細工のような声でくすぐったいなんて言うんじゃないよ。ほろほろと本当に甘いのかどうか、確かめたくなるじゃないか。
――そんなに困った顔をしないで。もうしばらく極上の砂糖菓子を味わう時間をボクにちょうだい。
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